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—A Boundary of Time—
TYPE
object
MATERIAL
流木/砂/真鍮/アクリル板/モルタル/鉄筋
SIZE
31x20x33(cm)
—A Boundary of Time—
二つの時間
人間の時間の象徴として、海岸で採取した砂を閉じ込めた砂時計。自然の時間を感じさせる流木。これらを同一の空間上に配置することで、人間軸の時間は自然の循環の上に存在しているということを表現した。
人工的な構造もまた流木と同じように風化することを表現する為、台座となるモルタルを砕き汚した。人が作り出した構造物のはずなのに、人間の時間の尺度では認識できない。
人間が自然から切り取った時間や、自然に対して引いた境界線は、一見完璧な規律に見えるが案外曖昧で、自然を主体で見た時に”存在しない”のである。
自然の上で成り立つ時間
人類最大の発明は何かと聞かれたら、私は時間と答える。私たちは普段時間によって規律が生まれた生活の中で生きている。時間のおかげで社会の秩序が生まれ、今日と明日の境界線を認知することができる。しかし、私たちの文明が、大きな自然の循環の上で成り立っていることを忘れてはいけない。人間の時間は、自然の時間から逃れることはできない。
私たちは流木を目の前にした時、人間軸の時間というフィルターは失われ、経過と循環という地球の本質を覗いているのだ。

